あなたが受けるべきなのは?目的で融資制度を使い分ける
資金調達・資金繰りコラム - 2012年04月19日

目的、方法によって受けるべき融資制度は変わる

■チェックしておくポイント

企業の経営がうまくいくかどうかは、資金調達がうまくいくかどうかにかかっていると言っても過言ではありません。たった一度でも融資のタイミングを逃すだけで、会社はバランスを壊すことが多いのです。

どんな目的で、どんな方法で融資を受けるかによって、選ぶべき融資制度・融資先が違ってきます。融資を受ける前に融資制度・融資先の違いをおさえましょう。

■融資を受ける目的

【これから起業したい場合】

起業に必要な創業資金と、その後の事業展開に必要な資金を得る。
個人事業で行うか、法人申請をして行うかにより申請のタイミングが違う。

【企業の運転資金を得る場合】

借金返済や、入金までの補填のための資金を得る。
※融資期間は3か月の短期から、1年超えのものまで多種多様。 
※起業して間もない場合は創業時資金として見てもらえる場合もあります。

【事業拡大をしたい場合】

機械設備や車両、不動産などの購入資金を得る
※融資期間は基本的にその耐用年数や償却期間内。

■主な融資の方法

借り入れの方法により、それぞれ特徴があります。

証書貸付 「金銭消費貸借契約書」という証書で契約を交わす、長期用の融資です。
手形貸付 借入用の手形で借り入れを受ける短期の融資です
商業手形割引 借用証書の代わりに、手形を担保に入れます。
銀行にとってはリスクがあまりないため、融資を受けやすい方法です。
当座貸越 設定された融資の極度額までは、自由に借り入れできる融資方法ですが、大企業や経営状況の比較的安定している企業に適用されることが多いです。
主な融資口と特徴
政府系機関 ・「国民生活金融公庫」「中小企業金融公庫」「商工組合中央金庫」など ・書類や計画性を重要視する ・自己資金も必要になる
メガバンク、上位地方銀行 ・書類検証能力が高い ・精度の高い事業計画書が必要
地方銀行・信金 ・支店担当者との関係が重要 ・人柄や熱心さを評価に加えてくれる場合もある 
信用保証協会 ・これまでの実績を重視する場合が多い ・融資後の改善姿勢や、計画で評価する傾向
商工ローン ・高金利のビジネスローンだが、審査は通りやすい ・短期、少額の利用なら便利なことも
その他 ・ノンバンク系や、ビジネスローン専門会社、不動産担保融資、売掛債権担保融資など ・返済不要の補助金制度や助成金制度もあり

■融資制度のここがポイント

まず当たるべきは公的機関や地方自治体の制度融資。 的確な事業計画書や資金計画が必要になりますが、金利面では安心感があります。

開業にあたって、資金調達のプロの方は殆どいないに等しいでしょう。 税理士ほか専門家に資金調達や融資制度のことを聞いてみるのをお勧めします。

このコラムの執筆税理士

税務・労務・財務の専門分野をいかし、お客様の成功のために、3つのお約束をいたします。目先のことにとらわれず、長期的信用を重んじ、心を込めてお手伝いいたします。 社会的公正の立場で、お客様にとって価値ある情報を提供していきます。 どんな状況においてもプラス発想で臨んでまいります。→続きを読む