「融資審査のポイント」(2)
特集:中小企業円滑化法 - 2012年06月29日

「決算書、試算表でアピールしよう!」

■決算書

貸借対照表 事業の財政状態を表す。
資産(現預金などといったプラスの財産)よりも負債(借入金などのマイナス財産)の方が多い、いわゆる債務超過の状態の場合など、は融資の大きなマイナスポイントとなります。
損益計算書 事業の経営成績(儲け)を表す。
当期利益がプラスかどうかのほかに、前期以前と比較してプラスかなどの成長性についても見ていきます。
キャッシュフロー計算書(CF) 中小企業で定期的に作成しているところはまだまだ少ないのが現状です。
損益計算書は事業の儲けはわかりますが、増えた(減った)お金の額とは一致しません。CFによりどのようにしていくら資金を獲得できたかがわかります。

■融資では何をみるか

2期以上儲かっていて、負債が少ないにこしたことはありませんが、たとえ赤字であっても、それが一時的なものであり、当期以降確実に利益に転換することをアピールできれば、融資の可能性は十分あります。また債務超過であっても、債務超過が確実に解消できることを担当者に納得してもらえれば、融資への道は一歩開けることになるでしょう。

■試算表の役割

直近の状況を試算表などによって定期的に説明できるようにしておきたいものです。 どの会社にも財務上の弱点はあるものであり、それをいつまでにどう解消できるかが、融資へのキーファクターになります。

■このコラムのポイント

  1. 決算書から会社の業績だけでなく財政状態も理解できるようにしましょう。
  2. 赤字や債務超過でも、開ける道はあります。
  3. 試算表で直近の状況を銀行担当者に定期的に報告することで信頼向上につなげましょう。

このコラムの執筆税理士

税務・労務・財務の専門分野をいかし、お客様の成功のために、3つのお約束をいたします。目先のことにとらわれず、長期的信用を重んじ、心を込めてお手伝いいたします。 社会的公正の立場で、お客様にとって価値ある情報を提供していきます。 どんな状況においてもプラス発想で臨んでまいります。→続きを読む